もうすぐ総選挙?選挙人名簿を確認しましょう!
最近衆議院が年内に解散されるという噂も広まっています。また、政権与党は、"近いうち"に解散すると明言しています(これを条件に野党は"社会保障と税の一体改革法案"の賛成を承認した)。したがって、今年度中に総選挙が行われることはほぼ確実な情勢と思われます。
総選挙が行われる場合、投票所への入場券が送られます。その入場券は、選挙人名簿をもとにして送られます。選挙人名簿に正しく登録されていない場合は、投票所への入場券が送られてこない場合もあります。そのため、選挙人名簿に正しく登録されているかを確認することは重要です。もし、選挙権を有するのにもかかわらず、選挙人名簿に記載されていない場合、選挙権を行使することができません。そのことなどが投票日の近くになって判明した場合、非常に面倒な手続き(最悪の場合訴訟)が必要となる可能性があります。そのため、事前に選挙人名簿が正しいか確認する必要があります。
選挙人名簿に正しく登録されているかを確認するのは、簡単です。お住まいの地区を管轄する役場に行き、"選挙人名簿の閲覧を希望します"と担当者に言えば、手続きを案内してくれるはずです。理由を聞かれたら、"自己の情報が正しく選挙人名簿に登録されているか確認するためです"などと答えればよいです。なお、住民基本台帳カード等の本人確認書類(暗証番号が設定されている場合は暗証番号を含む)を忘れずに持っていきましょう。正しく登録されていない場合は、その場で訂正を依頼することをお勧めします。また、新成人等、新たに選挙人名簿に登録される方は、"選挙人名簿の縦覧"という制度もあります。こちらは所定の期間の間、選挙人名簿に正しいデータが登録されているかを国民が確認するための制度です。この制度はあまり知られていませんし、期間も限られていますが、こちらの場合は面倒な手続きはほとんどなしに確認をすることが可能です(もともと正しいかを確認するための制度なため)。そのため、縦覧期間内に都合が合えば1度確認してみることをお勧めします。なお、縦覧期間等の詳細はここでは省きます。お手数でも総務省等のホームページでご確認ください。なお、登録の確認のためであっても選挙人名簿の閲覧を行うと氏名と理由(登録の確認のため)が"選挙人名簿抄本閲覧状況の公表"という一般に公開される資料に掲載される場合もある(その自治体の規定によるが、たいていは掲載されないと考えられる(ただし確認はとっていない))ので、念のためご注意ください。
選挙権は国民の重要な権利です。ぜひ選挙権を利用してより良い国造りを行いましょう。